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奈良市 下御門商店街

 ホームページ : http://www.naraken.net/simomikado/
 関連HP : 社団法人奈良市商店街振興会
       
 下御門商店街は近鉄奈良駅から東向商店街、もちいどのセンター街を抜けたところにある商店街で、もちいどのセンター街の南端に接している。
 
ちなみに『下御門』とは南都の『七みかど』のひとつだそうです。(へえ〜)

 商店街は緩やかな傾斜で通りの長さも短い。店舗は30店前後だろうか。昔は寂れた商店街というイメージであったが、平成10年にアーケードの付け替えなど整備をおこない、街路灯や色合いも古都奈良にマッチした感じに生まれ変わっている。
 古い町屋が多く残っている奈良町の整備が進んで観光客も増加しているが、そのルートのひとつでもあることから観光客が多かった。店舗もそれを狙ったような感じの店舗がいくつかある。 しかし、そういった店舗と古くからある陳腐化した店舗が混在していることや空き店舗もあり、商店街としての魅力には乏しい。
 

 

南側(奈良町側)

北側(もちいどのセンター街側)
郵便局がある

目にとまった店舗
 奈良は高校生の時に毎日のように徘徊していたし、もちいどのセンター街でアルバイトしていたこともあり、下御門はよく知っていたが、当時は古くさい商店街でしかなかった。その当時と比べて随分と変わったが、特に目にとまったのが、古都奈良に相応しい『和』をイメージする店舗である。和ギャラリーの『万たろう』、古い町屋を上手く活用した『よろずや』などがそうである。

和ギャラリーの『万たろう』

和服の人を見かけた履物屋

町屋を活かした雑貨店『よろずや』
 

ひとこと
 
この商店街では独自のホームページがあり、奈良市商店街振興会でも個々の店舗は紹介されているが、 商店街にある全ての店舗が紹介されているわけではない。ヤング向けの雑貨『よろずや』など幾つかの店舗は紹介されていないのである。多分、商店街組合に加入していなためであろう。つまり商店街の店舗では無いという論理なのだろう。何のためのホームページなのか、本末転倒もはなはだしい。
 補助金や助成金などでハードの整備は出来たが、肝心の業種構成は今ひとつであり、個々の店舗の経営努力にも温度差が非常に大きい。奈良町という集客装置に助けれているだけでしかないように思う。自らの力で集客を図るという姿勢が感じられないのが残念である。


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