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田原本町 田原本駅前商店街(えびす通り・旭町・魚町商店街)

 ホームページ : なし
 関連HP :田原本町役場 田原本駅西第一地区市街地再開発 準備組合のホームページへのリンクがある
        田原本どっとネット 「田原本町」にこだわった、地域密着型の情報モール ※未完成?
       
 田原本駅前の商店街は、駅東側で南北に延びるえびす通り(1〜3)と、えびす通りの北端で接し東西に続く
旭町商店街・魚町商店街がある。えびす通りも含め道路の幅員は狭いが、国道24号の抜け道として利用されるのか自動車の通行は多い。
 商店街は旧態の駅前型商店街そのもので、これといった店舗もなく商店街の衰退は著しい。


近鉄田原本駅

 田原本町役場のホームページによると、田原本は、中世に楽田寺の門前として開け、近世には教行寺の寺内町として発展し、江戸時代には交代寄合の平野氏の陣屋町として栄え「大和の大坂」といわれるほど商業が盛んとなり、鉄道が開通し、駅前には映画館や飲食店がある商店街が形成され、近隣町村を含む広範囲な商圏を持っていたそうです。
 現在、田原本駅西第一地区市街地再開発が進んでいるが、商店街のある駅東側の開発計画は不明である。



えびす通り




 駅前商店街のメインで1〜3まである。駅から近い部分は駅前商店街の感じはするが、通り全体では空き店舗が多いのか休業日なのか店舗は少ない。また、これといった店舗もなく商店街としての魅力は乏しい。
 近鉄田原本駅は急行停車駅で乗降客数は相応にあるが駅舎は小さくて駅前も狭い。古い寺内町の町並みであるがゆえに整備が遅れているのだろう。現状は商店街としての魅力は乏しい。

旭町・魚町商店街



 旭町・魚町商店街は、道路は非常に狭く店舗も少ない。商店街というより古い町並みの中に店舗が点在している感じである。商店街の表示板がなければ商店街と分からないだろう。
 寺内町の雰囲気が残るところなので、自動車の進入規制を行い、町屋の整備など観光開発に向いているように思う。いずれにせよ、既存の状態での活性化は不可能だろう。

 写真のマンホールや下水溝の蓋は田原本町をイメージしたデザインである。でも、こんなものに余計な金を使って何の意味があるのだろう。


ひとこと

 
田原本町は奈良県の中央に位置し、近鉄田原本駅東側は寺内町で古い町屋も残り、美観地区として観光開発の可能性がある地域と言えよう。現在、西側は再開発が進んでいるが、駅広場やビル、商業施設が計画されているはずである。とすると、駅東側の商店街の人通りはさらに減少し、商店街の衰退は加速することになる。
 駅東側にある商店街としての活性化は非常に難しいが、古い町並みを生かした観光開発とそれによる物産店やサービスの導入、町屋のような感じのモール型SCの建設を期待したい。また、幹線道路からのアクセスは再開発の駅西側になるが、そこからの回遊性を高めるルートの設置などが必要である。ただ、利害関係や要件が複雑な地区であり、マスタープランづくりはかなり難しいだろう。
 また、既存の商店は魅力が乏しいこと、業種構成が不適切であることなどから、業種転換やそれに伴う資金援助、および経営指導など公的支援が不可欠である。


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